あしたのジョー

先日、全巻大人買いしてきました。
漫画史に光り輝く名作でありながら、通読したことなかったんですよね。
で、何故か今頃読むことになりました。

感想ですが・・・最高ですね。
もうこれは男の必読書と言って良いのではないでしょうか。
ストーリーは事実1割虚飾9割の梶原一騎節がこれでもかと輝きを放っています。
今どきの設定がどうのこの、伏線回収などとしみったれた事は考えてません。
その時その時で一番面白いストーリーを構築して、それが見事に昇華されています。
作画もちばてつやの柔らかい線が暖かみをある画を生み出し、回が進むことに書き込みが増え重みが増してきています。
寺山修司が愛し、テロリストの声明文にも引用される本作品です。
日本人なら一度は読むべきですね。
我が家も子供が字を読めるようになったら進めます。
多分、今の漫画の傾向だったらカーロスが復活したり、丈と葉子がくっついたりするんだろうなあ・・・

あ、梶原一騎の最高傑作は「愛と誠」だと思ってます。