DIY

最近感じていたことなのですが、どうにもキッチンの水栓が使いにくい。
6年前に自宅を購入した時に水回りを全部交換しました。
では何が使いにくいかというと、ここ数年は私が皿洗いも含めたキッチン周りの清掃を毎日しているのですがシンク全体に水を掛けられないことです。
さてどうしたものか。
妻に相談すると、なんとシャワーの水栓があるとのこと。
しかもしかもセンサーが付いているものもあると。
早速グーグル先生に聞いてみました。
あるわあるわ。
確かに非常に使いやすそう。
でもセンサー付きは非常に高価です。
例えば同じメーカー、同じ形、同じシャワー仕様でセンサーの有無で値段が倍半分になります。
うーん、悩みます。
しかもセンサー付きでも乾電池仕様とAC100V 仕様があり、当然100V仕様ではコンセントが無いと設置できないです。
我が家のキッチンを確認。
コンセントありました。
でもシンク下に無く、食洗器の下にありシンクの隔壁に穴を開ける必要があります。
これが後々重大なことを引き起こします。
まあ何とかなるかと水栓を注文。
センサー付き、AC100V仕様。
早いもので翌日には到着。
子供達を寝かした夜九時から施工開始。
先ずは既存水栓の取り外し。
あ、この時点で引出関係は全て取り外しております。
キッチンに潜り込み、オープンスパナでロングナットを外します。
13㎜。
お湯と水の元栓を締めてモンキーレンチでナットを緩め、ホースを外します。
すると水栓が外れます。
水栓を外すと古いコーキングがあるので奇麗に掃除。
これが結構面倒臭いです。
新しい水栓の説明書を読み始めます。
先ずは取り付け金具を設置。
うーん、よく考えられてます。
必要な道具は+ドライバーと8㎜スパナ。
次は水栓を設置します。
これも簡単。
ホースを水道管を接続。
ここまで一時間弱。
概ね予定通り。
さて電源取得のために壁の穴あけ。
舐めてました。
手元になる穴あけ道具はヤスリとラジコンの工具。
さーて、ゴリゴリゴリ・・・
???
全く歯が立ちません。
どうしよう。
時間は午後10時。
道具箱を漁ります。
錆だらけの錐もどきを発見しました。
ゴリゴリゴリ。
姿勢も窮屈なのでかなり辛いです。
右掌が赤くなってきました。
絆創膏を貼ります。
軍手を二枚重ねにします。
ゴリゴリゴリ。
ああ、辛い。
何度か休憩を挟み2時間経過。
厚さ3㎝の壁が漸く貫通しました。
しかし直系3㎜。
電源を取るためのコネクターは約10㎜。
心が折れました。
ここでふと思い出しました。
我が家には貰い物の電動ドリルがあった。
倉庫から引っ張り出し、充電をしてみます。
何とか回ります。
ですが木工ドリルそのものがありません。
ここは諦め就寝。
朝起きてホームセンターに行くことを誓います。
起床後、直ぐにホームセンターに直行。
コネクターと比較しながら13㎜を購入。
帰宅し電動ドリルにセット、穴あけ開始。
10秒後、貫通。
あの二時間の苦しみは何だったのでしょう。
今私の掌の皮膚には直系5㎜の穴が開いています。
電源を入れ、元栓を開け動作確認。
動きました。
取り出した引出しを元に戻します。
子供達に使い方を説明します。
喜んでいました。
このセンサー付きは妙な気持ちにさせますね。
心の中で
「出でよ!お湯!」
と叫びながらセンサーに手を近づけてお湯を出すと何故か魔法使いの気分になります。
結果的に大満足です。
DIYそのものも大いに満足です。
お金を出して業者にしてもらったらこの満足感は得られませんでした。
施工費も浮き、精神的も楽しいので二重に満足しました。