モノクロ映画

久々に見ました。
1960年代の名作と呼ばれる洋画です。
今のスピーディな展開に慣れた身としては少々怠く感じる物語も、見方を変えれば情緒あふれて良いものです。
それよりも、何といっても絵面が格好良い。
モノクロなので画面の粗が見えない。
素晴らしい。
陰影が濃く見えて渋い。
これまた素晴らしい。
言うなれば円空仏のような力強さがあります。
堀が深い顔がより一層深く見えます。
仕草が格好良い。
時代もありますが、まあ全ての成人が喫煙者。
そして飲酒者。
路上店内喫煙当たり前、灰皿は床。
バーボンを飲みなが咥え煙草で玉突き。
今だったら間違いなく出禁です。
ですが文句なく格好良い。
こんなの思春期に観たら憧れてしまうに決まってます。
かくいう私も10代の時分には大型バイクに乗ってラッキーストライクを吸おう!と思っていたものでした。
でも煙草を嗜むことはありませんでしたね。
まあ本当、良くも悪くも面白かった時代であったのは間違いないでしょう。
今の70~80歳の方は本当に幸運ですよ。
人類が反映して一番面白い時代を過ごしたのだから。