ゴジラ コング

今上映中の映画です。
鑑賞してきました。
十分、料金分は楽しめました。
でもしかし~言いたいことがあります。
これは批判ではありません。
感性の違いを述べたいと思います。
劇中ではキングコング、ゴジラ、メカゴジラが出てきます。
それら巨大生物の動きなんですが、あまりにも早すぎます。
生物は大きくなればなるほど動作が遅くなってきます。
筋肉は相似比の二乗、体積は三乗に増加するため、筋肉の単位面積当たりの負担が相似比以上に大きくなるためです。
人間はそれを本能的に知っているため、このように素早く動く巨大生物に違和感を感じます。
では何故そのような動きを演出するのか?
それは単純にスピーディであるほうが楽しいとアメリカでは感じられるのでしょう。
キングコングは哺乳類なのでいざ知らず、ゴジラに至っては爬虫類、メカゴジラは機械ですよ。
テキパキ動いたら不気味じゃありませんか?
それに我々日本人は静を動として見做す文化と精神があります。
能然り、枯山水然り、武術然り。
どちらが良いとかではなく、文化・民族の差ですね。
日本人的にはやはりゴジラはのっしのっしと優雅に雄々しく動いて欲しいものです。
後ですね、メカゴジラのデザインは圧倒的に日本の方が素晴らしいと思います。
ゴジラに関してはマッシブなアメリカのも中々だとは思いますが、メカゴジラに関してはいただけません。
日本では大きく3つのメカゴジラのデザインがあります。
私はその中でも3式機龍と呼ばれるものが好きです。
初代ゴジラの骨格をベースとして作られた人造怪獣です。
ちょっと暴走しちゃうと事はエヴァンゲリオンにインスパイアされたのでしょう。
気になる人は是非ご鑑賞ください。