胸が痛みます。
ニュースを見るのが辛いです。
正直、自分たちが聞いても何もできない。
被害者が無事見つかり、今度事故が起きないように監督省庁がしっかりしてくれればいい。
そんな気持ちです。
僕は釣りに出るが好きで、過去一度危ない目にあいました。
20年前、瀬戸内海の冬の荒れた日です。
結構な時化だったのですが、若いイケイケ船長だったので強硬出港。
釣り場に着くまでいつもの倍以上の時間が掛かり、釣り開始。
でも釣りになりません。
島の風裏に行けど意味なし。
波高は1.5~2mでしょうか。
瀬戸内海は波長が短いため、その程度の波でも大変です。
船も30ftと、大型ではありません。
波頭に船首が乗り、その後大きく落ちます。
冗談ではなく体がふわっと浮きます。
これはいかんと撤退を決意。
船長は横波を食らわないように小まめに舵を切ります。
スピードは5kn位でしたか。
しかしあるとき、もろに横波を食らいます。
船体が大きく横に傾きました。
キャビンにいた乗客がキャビンの壁に打ち付けられ、船長はキャプテンシートから落ちました。
「まずい!!」
全員がそう思いました。
連続で横波食らったら確実に転覆です。
でもその不運は来ず、船長は何とか船体を立て直しました。
そしてなお慎重に船を進め、少し離れたところにフェリー、オレンジラインを発見。
柳井港に戻るところでしょう。
これぞ神の助け。
船長はオレンジラインの後ろに付くべく、必死の操船をします。
なんとかオレンジラインの後ろに付きました。
大型船の航行後には波が殆どありません。
助かりました。
そうしてフェリーに付かず離れずで柳井港に戻ることが出来たのです。
今でもあの時のことは鮮明に覚えています。
水温も低かったし、何より乗客のモラルも低かったため誰もライフジャケットを装着していませんでした。
ちなみに今では義務付けられているのでご安心を。
助かったのは運が良かったとしか思えません。
危ないと思ったら行動しない。
勇気ある撤退が何より大事な時もあります。
人の命を預かる人はその気持ちを大事にしないといけません。